「バビロン 大富豪の教え」を読んでみた
なぜ世の中にはお金持ちと貧乏人がいるのでしょうか。
ある調べによると、世界の上位8人のお金持ちが持っている資産と下位層約37億人が持っている資産は同じだというデータがあるそうです。
お金持ちと貧乏人、その違いはなんなのでしょうか。
お金持ちは元から恵まれた環境にいる、あるいはすごく頭が良くてお金を稼ぐ力に長けているからなのでしょうか。
そうではありません。お金に関する知恵を持ち、その知恵を持って行動するかしないかでお金持ちと貧乏人に境界線が生まれるのだ!
ではそのお金に関する知恵とは!
その答えは今話題の「バビロン 大富豪の教え」に書いてあります。笑
全世界で読まれていた「The Richest Babylon」がマンガ化され、とても読みやすく、すっとお金に関する知恵・考え方を学ぶことができました。
バビロンの教えでは、「お金に関する知恵」を学ぶことができます。
例えるなら、「無人島にいる者に魚を一匹あげても意味がない。魚の取り方を教えなければ意味がないのだ」ということ。
魚の捕り方(知恵)を学ばなければ、魚は一匹もらって終わりになるのです。
つまりはお金も同じことで、お金をいくらもらったかなどは関係なく、お金の増やし方を知らなければお金持ちにはならないというものです。
とても理にかなっていますよね。
そのお金に関する知恵として、バビロンの教えでは「お金を増やす7つの道具」と「5つの黄金法則」を紹介しています。
まず「お金を増やす7つの道具」。言うなれば「財産の築き方」とでも言いましょうか。
1.収入の1/10を貯金すること
2.欲望に優先順位をつけよ(給与の9/10の中で暮らすために、自分の本当に必要なものは何か考える)
3.貯めたお金を働かせよ(つまりは投資。定期的にお金が入ってくる仕組みを作る)
4.危険や天敵から金を堅守せよ(儲け話がきても必ずその道に長けた人に相談すること。原則として元金を守ること)
5.より良き所に住め(住居は幸せな環境と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションになる。住居への支払いは心を豊かにする投資と言える)
6.今日から未来の生活に備えよ(老人になって動けなくなってしまった時の自分や家族への蓄えを残すために)
7.自分こそを最大の資本にせよ(富める者と貧しい者の差は動く者と動かざる者の差。行動した人間にこそ勝利の女神は微笑む。)
7つ目を読んだ時にとても胸が熱くなりました。笑
確かにいくら知恵・知識を得たからといって、それを実行しないことには全く意味がないのです。「自分なんかお金持ちになれるはずない」という腐った考えは捨てて、素直に信じて行動した者にだけ道は開けてくるのだと思います。
そして、続いて「お金を生み出す5つの黄金の法則」とは。
本に載っていたそのままの文章を引用させていただきます。
1.家族と自分の将来のために収入の1/10以上を蓄える者のもとには、黄金は自らを膨らませながら喜んでやってくるだろう。(まずは貯金をしよう)
2.黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように懸命ならば黄金は懸命に働くことだろう。(貯めた資金はそのままにせず、投資をして増やそう)
3.黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳を傾ける持ち主からは黄金は離れることはないだろう。(儲け話がきてもまずはその道の専門家に相談すること)
4.自分が理解してない商い、あるいは黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう。(自分が儲かる理屈を理解していない商いに手を出してはダメ)
5.非現実な利益を出そうとしたり、謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり、己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう。(これはもうそのままですね)
バビロンの教えを読んでいて思ったことは、「投資をすることの重要性」
それは、お金を増やすための投資はもちろん、自分自身に対しての投資を含めて。
私たちはどうしても、「労働の対価としてお金を受け取る」という考えが根っこにあるのですが、「お金がお金を産む」という考えをもっと身に染み渡らせないといけないのかもしれません。
お金を減らさないようにするのではなく、どのように増やしていくのかを考え、自分の可能性を信じて学び続ける姿勢が大事なのだと思います。
今後、バビロンの教えは生きた知恵として私のお金の習慣に取り入れていきたいと思います。^^